「SPF値が高いほど効果がある」はうそ⁉知らないと損する日焼け止めのこと
皆さん日焼け止めはきちんと塗っていますか?
夏場に日焼けを防ぐ目的で使う人が多いと思いますが、正しい知識を知らないと日焼け止めの効果は半減してしまいます。
というのも、日焼け止めに関して多くの人が勘違いしていることがあるからです。
例えば、こんな風に思ってないでしょうか
(紫外線は春先から強くなるから、ある程度早めに時期から塗ったほうがいい…)
(SPFやPA値はなるべく高いほうが日焼け止め効果がある…)
(今日は一日外出しないから、日焼け止めは塗らない…)
じつはこれらはすべて間違いです。
肌老化の原因の80%は紫外線と言われています。それほど紫外線の影響は強いわけですから、対策もしっかりとした知識をしらないともったいないです!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね
紫外線の種類について
紫外線には波長の長さによってUV-A、UV-B、UV-Cの3つの種類があります。
このうちUV-Cはほとんど地表に届かないと言われています。
なので気を付けるべきはUV-AとUV-Bの二つです。
◇UV-A
弱い波長の紫外線。強い日焼けは起こさないが、波長が長いので肌の真皮層まで到達しじわじわと肌の細胞を傷つけます。コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力を保つ部分に影響するため、将来的にシワやたるみの原因になります。
◇UV-B
強い波長の紫外線。短い波長で肌表面を攻撃し、肌を赤く日焼けさせるサンバーンを引き起こします。炎症を防ぐために細胞はメラニン色素を生み出すため、シミをつくる原因になります。
SPFとPAってどういう役割?
日焼け止めのSPF値とPA値は、どちらも紫外線防止効果をあらわしたものです。
SPFはUV-Bの防止効果を表し、サンバーン(日焼け)を起こすまでの時間をどれだけ延ばせるかを示します。(最大で50+まで)
PAはUV-Aの防止効果を表し、+~++++の4段階まであります。
いずれも数値が高ければそれほど効果も高いことを示しています。
「SPF値が高いほど効果がある」はうそ?
しかしながら数値が高いものを選べばいいというわけでもありません。
じつはSPFの紫外線カット率はSPF15ですでに90%を超えていますし、SPF30以上になるとほとんど効果は変わらないのです。
加えて数値が高くなればなるほど、日焼け止めに必要な成分である「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」を大量に配合する必要があるため肌にそれだけ負担をかけることになりってしまうのです。
普段使いする分にはSPF20~30程度がおススメ。もしレジャーや強い日光に当たるときなどはSPF50のものを使ってもいいかもしれませんが、基本的には刺激が強いので控えたほうが無難です。
日焼け止めは365日必要
日焼け止めは春夏の日差しが強いとき専用のアイテムだと思っていないでしょうか。
じつは紫外線は曇りでも冬の日でも関係なく降り注いでいます。
日焼けが起こらないため全く実感がわかないと思いますが、日差しのないときほど気を付けたいのがUV-Aの紫外線です。
UV-Aは波長が弱く長いため、気づかないうちに皮膚の奥まで入り込んでじわじわと細胞組織を破壊していきます。
このため、しっかり日差し対策をしているにもかかわらず年を取った時にシワやたるみができてしまうのです。
部屋の中でも要注意
「じゃあ家から出ない日は塗らなくてもいいんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、残念ながらUV-Aは窓ガラスや衣服も浸透します。
また部屋の蛍光灯やスマホからも微弱ながら紫外線は出ているので、日焼け止めは365日必要です。
面倒くさいかもしれませんが、ぜひ毎日のスキンケアの一部に取り入れて習慣化してしまいましょう。
こまめに塗り直しをして
もう一つ日焼け止めで大事なポイントは、こまめな塗り直しをするということ。
いくら朝丁寧に塗ったとしても、日中気温が上がって汗をかくとどうしても流れてしまいます。
汗をかかなかったとしても肌表面から皮脂や汗の分泌は絶えず行われているので、時間がたつにつれて日焼け止めの効果は薄れてきてしまいます。
最大限効果を発揮するためには、2~3時間おきに塗り直しをすることがとても大切です!
いかがだったでしょうか。
紫外線は肌の大敵ですが、ここまで抑えてケアしている人はなかなかいません。
これらを意識して日焼け止めを正しく使うだけで、必ず5~10年後差が出てきます。
ぜひ参考にしてみてください。
では(^^♪